「ルマンドアイス」第二弾は「ロイヤルミルクティー」@「ブルボン」

最初は紅茶アイスと合うのかな?って思ったのですが、ルマンドと紅茶、素敵なハーモニーです。最近、店で見ないので寂しい。

ブルボンさん、元は「北日本食品工業」というなかなかおカタい社名で新潟県柏崎市に本社があります、随分昔ですが前職の商品企画担当であった時に何度か新商品提案で訪問したことがあります。当時は柱や間仕切りのない大きな建屋に事務机を並べて、いつでも工場拡張ができるようにと、たいへん合理的な菓子メーカでもありました。

「きこりの切株」という「某◯◯◯の山」的な商品もありますが、全体的にはたいへん商品づくりが真面目で長寿命の商品が多いのも特徴です。その中でも「ルマンド」「バームロール」など袋ビスケットと言われるジャンルはダントツに抜きん出たものがあります。故に明治、森永などの既存の大手菓子メーカーに対して食い込むことができたのかとも思います。

その袋ビスケットジャンルから「ルマンド」がアイスになって沖縄でも販売されて売上好調の様子。アイスの湿り気がルマンド本体のチョココーティングのおかげで中に浸透せずルマンドの中はサックリ。

これアイスにそのままインでイケる、って考えた人はスゴい。因みにアイスのリッチ感を味わいたい場合は普通の袋もののルマンドを高級アイスにディップして食べるとこれまた格別ですよ。

そして、今回発売の第二弾が「ロイヤルミルクティー味」です。普通なら第一弾バニラ、その第二弾ならばチョコ味、イチゴ味とかなるところ、更には既存品で「ルマンドキャラメル味」があるにもかかわらず・・・。

ルマンド⇒お茶受けのお菓子⇒コーヒーor紅茶という流れなんだと思います。ルマンド自体の味を変えずに、アイスも味が濃くならないように。そのためにアイスの味はあっさりでルマンド本体の味も邪魔していないし、と両者でとても良いハーモニーを奏でています。

これ、デザイン並べてみて、左の内容物シズルに紅茶カップ入れようとしたらロゴの頭にかかる、ということで左右のシズル入れ替え、タイトル右寄せになったんでしょうね?タイトル内にロイヤルミルクティーと入れるために全体がデカくなってしまい、そのレイアウトにも苦慮されたことも窺い知ることができますw

実はこういう水平展開の商品。第一弾より第二弾が難しいんです、最初はバリエとか第二弾すら想定していなかったりすることもあるのでwその意味ではこの商品、同じような展開商品の中で出色の出来ではないでしょうか?買いだめしようと思いますが最近は売っていないのです。で、コーヒー味は発売しないのかしら?(笑)

かくして私の新商品提案ですが、その後の事前社内会議で「ホワイトロリータ」の姉妹品「ブラックロリータ」を提案、あまりにも闇&エロいとプレゼン前段階で却下されたのは今となっては企画マン黒歴史ですw