脂の乗りの良い鰻に濃厚タレで!
以前から私の中で課題でありながらも行く機会がなかった鰻の店に伺いました。よく地元の方が鹿児島に来たら「此処は行ってみて!」という「うなぎ処さいしょ」です(Google Maps)人気店とのことで予め予約の上で伺いました。
鹿児島市電の「涙橋駅」から歩くこと数分。この駅名、なんとも物悲しい雰囲気ですが聞くところによれば、かつてこの付近に薩摩藩の処刑場があり、この辺りにあった橋が今生の別れの場所だったとか。当時の橋は現存してはいないようですが、今に残る橋の名称もなんとなく・・・コワい。
訪問した日は生憎の雨だったので余計に陰鬱な気持ちになったのか?そんなことはさておき、店内の接客は雨天時のタオルが用意されているなどとてもフレンドリー。
早速メニューを見ますと鰻の肝など酒のアテが充実しております。飲みながら焼き上がりをワクワクしつつ待てる店!
焼酎「六代目百合(600円)」と肝串(600円)」を、そして珍しい「肝煮」もいただきました。甘めのタレがどっぷり絡んだ肝が実に美味しい、これまた芋焼酎とよく合います。
こちらが「肝煮」ホクッと柔らか。
せっかく来たのですから、とご飯ものの前に「塩焼(4,650円)」も。ムチッとしたやや太め、脂の乗りの良い鰻。このブリムチ具合は脂多めの鰻がお好きな方にはたまらないでしょう。芋焼酎2杯目は「南之方(みなんかた)(360円)」と合わせつつ。
そして〆に「うな丼:特(4,480円)を。此方も脂の乗りの良い太め鰻、しかもご飯の中にも鰻が入っております。「間蒸し」とか「中入れ丼」などとも呼ばれますが。この値段でこの鰻の量はスゴイ、日本橋とかだったら5千円以上はするはず。まさに高コスパ!
蓋を開けて期待を裏切らない鰻の量目!
色々な角度から・・・どの向きから見ても鰻の量は圧巻、満足できるものです。
そして、ご飯の中からも「鰻」が・・・・。
というわけでブリっとした脂多め鰻を満喫した鰻三昧のランチとなりました。鹿児島らしい鰻を味わえる、此処は再訪したい鰻屋さんですね。
帰る頃には雨もカラッと上がり「泪橋」らしさもどこへやら。満腹でまた市電で中心部へと戻ったのでした。
後続列車がギリギリまで来てる。手前の車両は姉妹都市パース市に因んだ「パース・マイアミ号」車体反対側は同じく姉妹都市のマイアミ市の塗装。