ガツンと獣臭が来る博多ラーメンを期待すると、やや趣向は異なるかも。
人形町から歩きましたが水天宮が最寄り駅でしょうか(GoogleMap)飲んでの〆でと24時少し前の訪問。店内はBGMなど含めバーのようなオシャレな雰囲気。歌舞伎の演目『暫』(しばらく)に因んだのでしょう、隈取がデザインされています。
スポットライト的に照らすカウンターに埋め込んだ水色のライトもファッショナブル、なんとかコレクションのランウェイか?みたいな、キラキラなインスタ系博多ラーメンが撮れますみたいな店内。食券制ですがホールスタッフが席へ水を持って案内してくれて、食券を受け取りオーダーとスムーズな対応。
「大判スペシャル(1.000円)」にしました。麺は細麺で割と弾力もありつつ、芯がややアルデンテな感じ、好きな麺質ですがバリカタでオーダーすれば良かったかも。スープ単独ではクリーミーで美味しいけど麺と絡むと全体的には味が薄まるというかトルクが薄れる感じがするかな?獣臭ももう少しガンガン来てもいいかも。
薬味系は柚子胡椒、すりごま、辣油、胡椒、餃子のタレなど。せめてネギ増しにすべきだったか。
当初、歌舞伎の演目『暫』(しばらく)に因んで味もグイグイ来るかと思いましたがそういう豪快感、爽快感より店内の雰囲気含め全体的にハイソでジェントル、上品な博多ラーメンという印象。
もっとも、飲んだ〆マインドでの訪問だから余計にその辺は感じたのかも。おろしニンニクとか強烈な牽引力を伴うものが欲しくなるかな。別にの主役、鎌倉権五郎が如く勧善懲悪的に仕切るつもりは毛頭ありませんが、なんか『暫』見た後の「スッキリした堪能感」は無かったかな。
それほど強烈な博多風でないと言う印象ですが、逆にランチには匂いも気にならず最適な博多ラーメンですね。今度は飲んだ〆でないときに伺いたいと思う。今回は販売していませんでしたが水炊きが気になります。