「純喫茶」の響きからして「昭和」じゃありませんか＼(-o-)／
昨年ですが、小田急線の大和駅に行く機会がありまして、その際駅前に時空を超えて現れたかのような建物を見つけました。
脇には昔ながらの横丁が。
横丁内には沖縄料理店もある様子。可愛くもある洒落た金属製行灯。
その昔、昭和期というかバブル期に「喫茶マイアミ」というのが今のドトールぐらいに席巻しておりまして、ルノワール、談話室「滝沢」と並び「昭和三大喫茶チェーン」の様相を呈しておりました。その喫茶マイアミの系列店を想起させる店名の「純喫茶 フロリダ」です。入り口には今となってはなかなか貴重な食品サンプル、中でもナポリタンに目を奪われて階段を上がります。
くすんだ色味の食品サンプルが歴史を物語ります。このナポリタンのサンプルが目に止まり・・・。
2階に喫茶店、店内は席間も余裕があり椅子もゆったりソファタイプ。
窓際に、かつてのテレビドラマで故松田優作氏主演「探偵物語」の工藤ちゃんが張り込みでもしていそう、そんな情景がピッタリの店内。実際に昭和からそのままの喫茶店、お客様にも昭和感。後ろの方ではご老人グループが世間話。
店員さんが注文取りに来てくれるから、どこぞのおしゃれなカフェチェーンと違って予め席を確保してオーダーしに行くこともないし、メニューもなんたらフラペチーノとか呪文みたいなメニューを諳んじる必要もなしｗおまけに上司や得意先への不満を指先に込めたかのようなPCのリターンキーの打鍵音もしないし、いやー私としては落ち着きますわ。
サンドイッチ類と焼きそば、カツカレーはランチメニューにはなく、軽食タイムでしかいただけない様子。
メニューにはモーニングもあります。ちょうどランチタイム、ランチが16：00までというのも嬉しいご配慮。メニューは階下のサンプル見たときから「ナポリタン（900円）」一択と決めておりました。
そして食品サンプルそのままのナポリタン登場。ややグダグダな麺にねっとり濃厚なケチャップソースが絡む、まさに「The 昭和のナポリタン」です。サラダもシンプルながら多めで嬉しい。食後にコーヒーが付いて900円。
お勘定の時に伺いましたら映画やドラマのロケでもよく使われたそう。こういう喫茶店、フォーエヴァーForeverたれ！自分はなかなか大和方面は立ち寄る機会がないのですがもしもまた大和駅に来たら次はミートソースかピラフかな。
粉チーズとタバスコ、昭和ナポリタンはこれじゃないと！の図＼(-o-)／