名にし負う人気店にてブリっとムチッとした鰻を!鹿児島下福元町「うなぎの美鶴」

遂に行けました、人気のほどが伺えます。

天文館の飲み屋さんで何名かの地元の方と鰻談義をしたところ・・・どうも今の鹿児島鰻の人気店は「うなぎの美鶴」か?或いは「うなぎ処さいしょ」か?という感じなのかしら?

今回の鹿児島訪問で「うなぎ処さいしょ」は行けましたが、「うなぎの美鶴」(Google Maps)は実はずっと課題でありましたが、何と言ってもアクセスが悪いので足が遠のいてしまい。でも度々皆さんのお話に上がるようでは行かねば・・・レンタカー手配するか?

公共交通機関ではまず行けないしなぁ、と良く調べたら鹿児島市電の谷山電停からコミュニティバス「あいバス」で往路はなんとかなりそう、ということで伺いました。

予約必須(しかも午前11:00までにしたほうが良いとか)ということで予約の電話をしたら予約が取れたのが一週間後(この店のために結果的に鹿児島滞在期間を延長したほど)

バス停から川の向こう側に見えるのが店舗。

「あいバス」の5便(谷山電停発11:34)で「玉利入口(たまりいりぐち)」バス停(12:24着)下車、すぐ近くの小川を渡った場所に店舗はあります。周囲はいわゆる山間の村という感じ、鰻のために水質の良い場所を求めて此方になったとか。

13:00の予約でしたが満席のためギリギリまで外で待ちます。しかしながら店舗の脇に別棟の待合室もあるし駐車場も広いので雨のときもなんとかなりそう。

すると店の中から煙が・・・堪りませんなぁ\(-o-)/

そして予想よりもやや早めに入店できました、此方はメニューが絞られており肝など串物はなし「重」か?「丼」か?「蒲焼」か?です。

こちらも「鰻重(3,800円)」はご飯と鰻が別々、蒸されたご飯に染み込んだタレが好きな私には「鰻丼(3,800円)」一択。

蓋付き、しかも器がデカい!

蒸さないで焼いただけの関西風かと思います、鰻はブリっとムッチリ(ブリムチ鰻)脂身が格闘技の選手みたいに盛り上がり分厚い、そして箸を跳ね返すほどの弾力、なるほど今の鹿児島鰻の主流はこの傾向なのかな?と思いつつ。

いろいろな角度から撮影してみましたがブリっとムチッとした雰囲気がうまく伝わったでしょうか?

タレは濃いめ、濃密、特に尾部に多めに絡まったタレが香ばしく焼き上がったところは最高に美味しかった。

漬物は鹿児島名物大根の漬物ではなく素朴に沢庵、肝吸いはおすましタイプ。

今回の鰻店訪問で他の店では残念なご飯にも遭遇しましたが、此方はご飯の質もよくタレ多めでしっかりご飯に染み渡る!ご飯だけを追加しても良かったかも、と後悔。鰻・タレ・ご飯という三位一体の完成度は実に高いと思います。

プライス的にも日本橋なら5,000円はするか?なぐらいなので実にリーズナブル。

帰りはバスの時刻の関係で山を降りるだけですし、と気軽に歩いていたらさらなる山奥へ行きそうに。

道行く方に訪ねましたらバスの通る道を下るのが一番楽とのアドバイスを得て舗装路をトボトボと徒歩で慈眼寺駅まで。これがちょっとしたハイキングだったのですw途中「谷山神社」せっかく降りてきたものをまた登る気にはなれず階段の写真のみ。しかしながら谷山エリアって広いですね。とかつらつらと思い巡らしつつ30分ほどで駅まで、そこから鹿児島本線で鹿児島中央駅まで。

ここはリーズナブルだし、人気のほどはよくわかります。しかしながら人気なので売り切れが多く予約必須、旅行者にはレンタカーがないとアクセスが困難。ということでまたいつか伺いたいけど、一体いつになることやら・・・。

ただ今の鹿児島鰻(の潮流というか、流行りというか)を語る上で食しておきたい店として、此方は間違いないと思います。その意味では訪問できてよかったと思います。

最後にキハのドア付近に貼ってあって刮目、都内では見かけないステッカー。

うなぎの美鶴

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