「フーヨン」って何よん?
コザの人気店「丸仲」カツがデカい「カツB」で有名でしたが、店主の方のご高齢を理由に閉店されました(コロナ禍も後押ししてしまったか?)
ここで惜しむらくは、ショーケースで見ただけで「フーヨン」を食べることができなかったこと。
2013年1月に見たショーケースのフーヨン。他には「おかず」がなんとも沖縄風なメニュー名。
実は「丸仲」がまだ営業している時に「フーヨン」はできるか聞いたことがあるのです。その時、店主の方曰く「フーヨン」は作るのに労力が必要でもう復活はないでしょうとのことで「店頭ディスプレイからも外さなきゃ」とのお話でした。一回食べておきたかった、なんでもエビの入った玉子焼き、厚揚げにチキンアドボ的なホワイトソースがかかったものらしい。
ところが、その「フーヨン」がコザの「デイゴホテル」レストラン「うりずん」の週替りランチに出ていました、さっそく実食に伺いましたよ(Google Maps)
食べログとメニューの表記は「レストラン うりずん」ですが店頭には「うりずん食堂」です。感染症対策しっかりの店内。
モーニング以外の全日メニュー掲載しておきます( 公式サイト )
そして、こちらがランチメニュー。
奥のおばさま方が、この「魚定食」を召し上がっていましたがボリューミーでしたよ。
そして、お目当て「フーヨン」
古い記述ですがデイゴホテルではおかずとしても出していたようです。
今回のランチは「フーヨン丼(500円)」として丼ものでのあしらい。
一言で申せば「野菜の卵とじ丼、甘酢あんかけ」玉ねぎ、椎茸が豊富、にんじんも入ってそれらを玉子でとじたものがご飯にON。そのままでも美味しいし甘酢あんかけをかけても美味しい。
ちょうど出川氏宣伝の永谷園「広東風かに玉」の「かに玉」でなく「野菜玉」な。
丸仲版はエビ入りとのことでしたが、こちらは野菜メイン、そして固形化したイメージの丸仲版に比べてふわとろバージョン。
こちら白飯旨し!でした。そして味噌汁はFDわかめだけでなくカボチャ入り。ランチタイムはコーヒー、紅茶などフリードリンクでしたし、これで500円はオトクです!私は100円でサラダ付けチョットだけ健康に気遣いw
アイスコーヒーは濃い目。
こちらのお店の方に「フーヨン」に関して伺いましたが、中国風卵とじというお答え、由来に関しては、昔からそういうメニューであるとのこと。
オランダなどを中心にヨーロッパでもフーヨンハイ(Foe Yong Hai)というメニューがあるそうで、もはや形態はオムレツに転じています。
確かにアムステルダムの「Happy Corner」というレストランでは「omelet met zoete saus(オームレ・メツーツ・サウスと聞こえますが、日本で言うところの甘いソースのオムレツ)」となっています。さらにこちらの「Foe Yong Hai」はドライな玉子、果てはオムライスみたいになっていますがw
中部でよくメニューにある「チャプスイ」これは広東省台山市名物の広東料理「炒雜碎(チャーウチャプスイ)」がもとになったアメリカ式中華料理で、それが訛ってチャプスイとなったようで。同じように中華料理が欧米経由で沖縄に入って来てのメニュー名なのでしょうか?
それとも近い料理名で、日本でポピュラーな中華料理で「かに玉」とも呼ばれる「芙蓉蟹(ふようはい)」これが語源なのかも?とも思うのですが・・・果たして。
ところで、辛党の方はおみやげにこちらもいかがでしょう?
那覇エリアにあったらリピートして通うなぁ、なレストラン。美味しかったので他のメニューも期待できそう、次回は洋食でガッツリいきたい。
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