ボタニカルなメニューとワインのマリアージュが楽しめます。
2018年5月に「Casa Trunq~洋食堂、ワインと檸檬~」レモンなどボタニカルなメニューでスタート。営業自粛ムードの時は【Trunq To Go!】「トランクデリ(Trunq Delivery)」その後は期間限定「ソムリエとグラスワインとおつまみと~Casa Trunq Wine Bar~」として営業していた【Casa(カーサ)】(GoogleMap)が【Restaurant】として7/1からリニューアルすることになり、そのメニューお披露目レセプションにご招待いただきました。
店舗は2階にあります。すぐそば(「きち屋」の向かい)にある1階の系列店舗「「ワイン食堂 トランク イタリアゴハン 久茂地店」とお間違いなきよう。
「洋食堂のおうちごはん」から「素材を知り、感じ、伝える料理」へ、がメインコンセプト。
心がけるのは、まるでお家にいるように、気軽に。
お家で食べる「晩ごはん」のように、リラックスして。
家族と一緒に食べる「晩ごはん」のように、楽しい仲間と。
ひとりでゆったり食べる「晩ごはん」のように、カウンター席で。
”Casa”とはイタリア語で家のこと、その意味で今回のリニューアルは「洋食堂のおうちごはん」から「素材を知り、感じ、伝える料理」へとステップアップして「一つ上級の食卓」を提供するというイメージとなったようです。
カウンター席。きちんとシートで仕切られています。イケメンのスタッフと密になれない女子にはがっかりかな(笑)
周囲にはご招待のお客様。結構ブロガーさんが多かったような(軽くボカシ入れておきますw)私の左には酒とグルメで有名な某ブロガーさんが飲食店経営の美女と。私は元気過ぎるw明朗快活な女子と一緒に。
営業形態は、モダンフレンチイタリアンのコースをカジュアルに楽しめる「Restaurant Time(18:00~21:30)」、そして第二部は厳選したワインとアラカルト料理で楽しめる「Wine Bar Time(21:30~midnight)」の二部制になるとのこと。
今回は第一部となる「Restaurant Time(18:00~21:30)」から『母なる大地からの恵み、一皿一皿に想いを込めて』をテーマにした「シェフのおまかせコース(4,500円:税抜)」のメニューを少しずつご提供いただきました。「母なる大地」にボタニカル感\(-o-)/
フォカッチャを除くと全8品で構成された7月のメニュー。メニューは月替わりだそうです。
「グリーントマト」
軽く揚げたトマト、シャンパンとともに。
「茄子とキウイ リコッタ」
さっぱりした味わい、実はグリーントマトよりもあっさり系の順番的にはこちらを先にいただきたかったかも。
「枝豆のスープ きゅうり」
口中が爽やか、後味スッキリ夏らしい枝豆のスープ。
「地鶏とフォアグラ ズッキーニピュレ」
ここでやや濃厚な味わいのものへ。
「太刀魚のフリット 魚介の出汁、檸檬」
「Casa Trunq」といえば檸檬ですよね。忘れていません。
「フォカッチャ」
わりとしっとりとした油分を感じるタイプだったような。
「フルーツトマト スパゲティーニ」
これが個人的にはいちばん興味を持ったメニューでした。爽やかな口当たりの夏仕様のスパゲティーニ。
「ヒラマサのソテー レタス ビネガーソースとパセリ」
あっさりした白身魚の味を引き立てる自然な葉野菜とすっきり系ソース。
「和牛のソテー フォンのソース」
良質な厚切り牛肉。赤ワインがよく合います。爽やかなパスタ⇒スッキリ白身魚⇒濃厚な牛肉と一気に畳み掛けてくるラスト3品に満足!
デザートにコーヒー。
食べながら気がついたのですが「器」にも凝っています、やちむんの皿。沖縄県内で活躍する女性陶芸家、金城有美子氏、紺野乃芙子氏などの作品だそう。細かいところまで手抜かりなし。
今回は「ワインペアリング」も楽しませていただきました。こちらは料理にプラス2,500円~(税抜き)でコース料理1品ごとに1杯のワインがペアリングされます。提供されたワインは以下の通り。
まずはシュワッと食欲増進。柑橘系のフルーティな香りに酸味程よく穏やかな口当たりのフランスのシャンパン「de Venoge Cordon Bleu Brut:ドゥ・ヴノージュ コルドン・ブルー ブリュット」
こちらも柑橘系の香り、程よい酸味ながらあっさり系に感じた。前菜とスープの間に提供されるに適した風味の「Ch. Reynon Sauvignon Blanc:シャトー・レイノン ソーヴィニヨン・ブラン」
イタリアのオレンジワイン、芳醇なオレンジの香りは料理にも合います、
これは勘違いしていました。オレンジワインは一般的には白ブドウを使って赤ワインの製法でつくられたものだそう。通常の白ワインは白ブドウを絞った果汁のみを発酵させて造りますが、オレンジワインは皮や種も漬けこんだ状態で発酵することで成分が抽出されて色がつきます。その色がオレンジ(アンバー)なのでそう呼ばれるとのこと。
いやいや、慣れない酒についての論評などするものではないですね、今後は沖縄でも詳しい方が多いクラフトビール含めて酒類の説明は控えめにして実際自分で体験した味わいを中心に記すことにします。
ちょうど油分多めなメインの中で提供で口の中もスッキリ。これが個人的にはいちばん興味を持ったワイン「Anatrino Bianco:アナトリーノ ビアンコ」
オーストラリア、ピノ・ノワール、割と強い風味を感じましたが。炭水化物系の前にお口直しでの提供は「Xavier Shirley Rose:ザヴィエ シャーリー・ロゼ」
ギリシャ産「アシリティコ種、マラグージア種をブレンドのベースとする、ナウサの典型的白のブレンド」って、どこかの説明にはありましたが。ゴールドの鮮やかな色合いでもスッキリとした中にトロピカルのフルーツの香りが漂うワイン。魚料理を味わうにピッタリな風合いの「Dalamara Thoos:ドメーヌ ダラマラ ソース 2017」
ラストは飲みやすいスペインの赤で肉料理とマリアージュ。ドスンとした重めではなく肉の味が引き立つ赤ワイン「Enate Cabernet Sauvignon Merlot:エナーテ カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ」
ここはスタッフのサービスが良いのも定評あるところ。美味しい料理にお酒、素敵な器。そして接客もしっかりしつつも気さくなスタッフとともに心地よいひとときを満喫できます。特に店長さんの笑顔が魅力の店でもあります。
リニューアルで、ワンランク上質な「おうちごはん」の店になりましたね。久茂地のもう一軒の系列店「ワイン食堂 トランク イタリアゴハン 久茂地店」はカジュアルに楽しめる店、と棲み分けも明確になったように思います。
今回のこのコース、ちょっとゴージャスに楽しみたいときに最適ではないでしょうか。ソーシャルディスタンスで席の間もゆったりしているのでデートや商談でも利用できそうです。
帰り際、これぞ「沖縄ボタニカル」ピパーチ、長命草を使った系列店「Sugar」の焼き菓子セットをお土産にいただきました。元パッケージデザインディレクター視線で見ても凝ったパッケージですね。
ブログを長い間書いていると、時折(年に1回ぐらいw)こういうレセプションにご招待頂けるんです(笑)今回、パスタが自然な風味で美味しく感じたので、今度アラカルト、あるいは今回のコースを再度いただきに伺おうかと思っています。
ここで好評だった「檸檬サワー」もまた飲みたいと思っております。