トラットリアソメヤの提案する新機軸は「ピンチョスバル」
現在「牧志公設市場」の仮店舗( 以前の「にぎわい広場」 )からすぐ。以前「しぶぱん」があった場所です(GoogleMap)「チキート」は店主の方がスペインを訪問したときに滞在していた宿の名前だそう、そこにピンチョスの本場バスクの名を冠した店名です。ビビッドというかヨーロッパの市電の車体みたいなカラーリングがオシャレ。
ランチの評判が定着した「トラットリアソメヤ」が左隣にオープンさせた「ピンチョスバル」です。テーブル席、カウンターなど全部で着席は18。その他、本来のバル的な立ち飲みスペースもあります。以前のパンを販売しているときには気づきませんでしたが、奥のパン工場の部分も客用フロアとして使用しているのでファサードよりは奥にかなり広く感じます。
ランチでお邪魔しました、ランチタイムはセットの「3種セレクト:サラダ・ドリンク付き(1,200円)」「4種セレクト:サラダ・ドリンク付き(1,400円)」の2コース。ショーケースの中から選びます。他に1品、アラカルトオーダー(280円)も可能。この日は9種、常時異なったものが8~10種並ぶそうです。こちらのピンチョスは串や楊枝を用いないタイプ。ラップサンドなどもあります。
私は4種セレクトのセットに。まずは「焼き野菜のサラダ」丁寧な作り込み。
バスク料理といえば魚だそうですが、そういえばバゲットの上にタラやアンチョビが載ったものをよく見ますね。こちら「イワシの酢漬け(ボケロネス)」のピンチョスから。酢味が強めでパンチのある味で胃袋を刺激しますね、美味い。
続いて「グラバソースがけサンド」具材はポチギとツナ。次の「自家製ロースハムと野菜のラップサンド」はなかなかボリューミー。ラストは「生ハムのクロワッサンサンド」で〆。重め、軽めと自分の空腹具合に合わせてピンチョスをチョイスできるのが嬉しい。
今回のチョイス、一品ずつは量的に多めとは思えなかったのですが、4品を順番に提供され、全て食べ終わる頃にはお腹いっぱいに。いずれも丁寧に作られた印象ながら、味わいは店主の方が昔やっていた栄町「グラート」譲りのパンチの強い、酒が進む味付けです。
サービスドリンクのホットコーヒーを飲んでいたら甘いものが欲しくなって。単品280円で「バスク風チーズケーキ」をデザートに追加しました。なんでも、この「バスク風チーズケーキ」・・・巷では「バスチー」と呼ばれ人気だそうで、私は知らなかったw
甘さを抑えつつもコンクな味わい。こちらは専任のパティシエもおられるので、今後いろいろ出す予定というスイーツも期待できます。ランチタイムから通し営業なので午後、スイーツとコーヒーでカフェっぽくという利用の仕方もありかと思います。
この界隈、牧志公設市場周辺はセンベロブームの立役者という感じの店が多かったのですが、最近は「末廣ブルース」や「飯ト寿 小やじ」などアッパークラス、しかもフードが充実した店が増えてきたように思います。
ピンチョスメインと沖縄では革新的なメニュー展開ながら、気軽に1,000円ちょっとで美味しく飲めますので、フード充実店のはしご酒のコースの中に、こちらは今後もぜひ活用したいですね。
12:00から14:30がランチ、その後はピンチョスプラスでもう少しガッツリ系のタパスをいただけるディナータイム。21:00ラスト、閉店22:00だそうです。休みは今のところ(水)です。
【2020.02.20追記】3月いっぱいまではランチ営業をお休みし、夕方からディナーでの営業となるそうです。営業時間は16時~24時(23時LO)休みは水曜日です。