「辻利」と「おたべ」・・・2ブランドのコラボ店。
「おたべ」は「株式会社美十」が1966年につぶあん入り生八ツ橋として発売した「あん入り生八つ橋」のブランド名。「あん入り生八つ橋」ではよく聞く商品名ではないかと思います。
因みに、これはりうぼうで購入したもの、厳密にはこれも「生八つ橋」ではなく「あん入り生八つ橋」と呼べるのではないかとも思うけど。
この「あん入り生八つ橋」ですが、固い焼き菓子は「八ツ橋」老舗の1689年創業の聖護院八ツ橋総本店が発売したのが「聖(ひじり)」そして八つ橋のトップメーカーの井筒八ッ橋本舗が発売したのが「夕子」となっています。固い焼き菓子「八ツ橋」の老舗2社は「あん入り生八つ橋」においては「おたべ」よりも後発みたい。
因みに焼き菓子の「八ツ橋」の方は半世紀以上の本家論争中、まぁ「千年の都」京都では半世紀などつかの間という時間感覚でしょうけど。
この「やつはし」の表記、「美十」では固い焼き菓子は「八ツ橋」あんこの入ったものは「生八つ橋」となっているのかな、よくわからないけど。
沖縄でもようやく物産展ではなく普通に購入できるようになった「あん入り生八つ橋」の「おたべ」です。那覇空港の拡張したターミナル2階にできた「おたべ」と「辻利」ブランドのコラボ店。
このターミナルエリアですが、開業時は「際内(さいない)ターミナル」とか「連結ターミナル」とか呼ばれていましたが、国際線ターミナルが此処へ移転してからは「那覇空港旅客ターミナル国際線エリア」と呼ぶそうです。
お茶の老舗「辻利」とのコラボ店ですから、品揃えは基本としては「おたべ」の抹茶系などが中心な感じです。本当はニッキの風味の「生八ツ橋」が目当てでしたが、生八ツ橋系は抹茶の生八つ橋に抹茶ソースをディップという「生八つ橋フォンデュ」しかないようで「あん入り生八つ橋」の「こたべにっき(378円:税込)」を。
「こたべにっき」はいわゆる昔ながらの「あん入り生八つ橋」のミニ版、私としてはもう少しニッキが強く香るほうが好きなんですが。
それから春の限定品で「春おたべ10個入り(540円:税込)」を購入。他にお土産に「抹茶詰め合わせおたべ10個入り(540円:税込)」などを。
「春おたべ10個入り」は生八つ橋の「あん」は二種、餅米入りの桜色の桜餅風味あんと、桜風味のこしあん。どちらもが美味しかった。塩漬けの桜が味にアクセント、この塩漬けの桜と一緒に食べると美味しい、もっとたくさん入れてほしかった。或いは中に練り込みとかなら更に美味しいかも。でもやはり「八つ橋」というとやはりニッキ風味になってしまうかな。
次回は普通のサイズの「つぶあん入り生八つ橋おたべ」があれば購入したいですね。サイトを見ると「黒糖きなこおたべ」というのがあるようですが、那覇では扱いは無いのかな?「辻利」主導に見えるコラボ店ですし、しかも沖縄ですからすべての「おたべ」が入手できるのか?次回訪問時に見てみたい。
でも、本音としては「あん無し」の「生八つ橋」が食べたい!