閑話休題、不思議なラーメン屋さんのおはなし。
ラーメンとカレーライス、このメニューで今や美味しくない店を探すほうがタイヘンですがw今から10数年前、とある場所へ出張に行った時の話。出張先では面倒なクライアントからもOKも出て、意気揚々と仕事を終えてスタッフの方と二人して駅へ、ご飯でも食べて&クライアント満足の祝杯でも軽くやっていこうと飛び込みで入ったラーメン店。
見ればラーメン以外に「お通し」とメニューにある。まずはこの「お通し」とビールで仕事の成功を祝し、ということで頂いた。ところが、この「お通し」がもの凄く美味しい、これだけで立派なメイン料理。量もスゴくて、中身はラーメンの出汁を取るのに使った鶏やら玉ねぎがぶつ切りでゴッソリと。それらに実にいい塩梅で味が染み渡っていて鶏肉はホロホロ、そして味のついた玉ねぎだけも十分な酒のアテ。しかもこの「お通し」がお替りし放題!
その後メインたるラーメンを頂きましたがスープが・・・芯がないのです、やはり。出汁が全て出汁を取られるべき鶏やら玉ねぎに吸収されている!店内を見渡せばラーメン食べているヒトはごくわずか、そして皆さん「お通し」とビール(笑)
ここはご飯付きで「お通し定食」や「スープ定食」と言うメニューのほうが売れそうな気がしましたが。実際に「駅名 ラーメン お通し」で検索すると今でも豪華な「お通し」で有名な様子。でも現在はそのエリアのラーメンの名店として名を馳せているようで、何処かで失敗に気づいたんでしょうか?(笑)逆にあの「お通し」のレシピならあれだけでイケるはず。そして、もう一度あの「お通し」は食べたい!