飲める蕎麦屋コンセプト、富士そばでも!
「ふじ酒場」なる提灯が!そう飲めるんです、富士そば・・・私は深夜に訪問しました、その時間でも終電間際に蕎麦をかき込むお客さんが結構多い。私は「天ぬき」に着目です。「ぬき」はお店の説明にもありますが、天そばの蕎麦抜きで酒のアテです。江戸時代、蕎麦屋は飲み屋も兼ねていて蕎麦前と言って、〆の蕎麦の前に熱燗などで飲んだ、そのアテの一つですね。「ちょい呑みセット」なるおトクに飲めるメニューもあります。実施時間帯を考えると昼と深夜帯のアイドリングタイムの活性化が目的のような気もします。
かき揚げと紅生姜天が選べます。私は「かき揚げ」で。頼むときに「汁はかけますか?」って聞かれましたが、かけないとただの「かき揚げ」です。汁抜き?そんなもなぁ「ぬき」じゃねぇ(何故か江戸っ子口調w)って感じもしますが。
出てきたら、なるほど、お馴染みの蕎麦の上に載ってるヤツですね。実際は海老天が汁に入ったものなどですが、そりゃ110円ですしね。でも「天抜き」というよりは「かき抜き」って感じでしょうか?
15時から翌朝5時まで、昼呑みもできます(笑)が、周囲のお客さんは蕎麦メイン、蕎麦をかき込んで忙しなく出て行くこのシチュエーション、そして明るすぎる店内・・・チョット落ち着いてゆっくり飲むマインドとは乖離しているような気もしますかね。
この日は、大声で会社の幹部に将来を語る部下の絵面が後方で展開していましたwこの人形町店ではないですが「富士そば」は深夜の酔客も多いので無理難題言ったり、多少の小競り合いもある。そういう時に店主は関わらぬよう黙々と・・・この構図、時代劇の夜鳴きそばの屋台なんかでもよくあるシーンだなぁ、って(笑)今も昔も店や業態は進化してもヒトは同じと思い知った次第。
因みにカツ丼はワンコインならこのバサッと脂身のないカツもまぁよろしいのでは・・・でも飲んだためかもう少しパンチの効いた濃い口が私には好みかも、ということで印象としてはカツと同じく薄め、でした。