空港でCPAP装置の確認を求められました。

初めての経験、全国300万潜在患者のみなさまはお気をつけ下さい。

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私は40代から「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)」の治療のためにCPAP装置を使用し旅行中も持ち歩いています。肥満が主な原因とも言いますが、私の父は痩せていますがいびきはスゴい、ということで遺伝的な要素やら、加齢とともに軟口蓋(のどちんこ)周りの筋肉が低下して気道を狭くする、など要因はいろいろです。

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マウスピースを口にはめて無理矢理に口呼吸を止める方法もありますが、画像の治療機器は「CPAP(シーパップ)」日本語では「経鼻的持続陽圧呼吸療法」と呼ばれます。このCPAP療法の原理は、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくというもの。CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。まぁ「ふいご」みたいなものですねw最初はCPAP装置から送られる空気の圧力になかなか慣れず、眠れない感じがありましたが何度か医師と話し合い最適な圧力で今は大変気に入って使用しています。

実際はここにチューブが繋がれ、戦闘機のパイロット的なマスク(病院で付ける酸素マスクのもう少し大げさなヤツ)を装着して寝ます。鼻呼吸にすることでいびきをかかずに済むというわけ。口呼吸⇒いびき⇒喉のイガイガ⇒喉の痛み⇒風邪⇒鼻水⇒鼻詰まりで口呼吸、という悪循環を断つためにも特に冬場には有効なマシンでございます。

で、この機器が旅行中はトランクに入っているのですが、いつも「取り扱い注意」で申告していたのですが、今回初めて石垣空港で中身を見せてくれと言われました。保安検査の職員に言われた以上は断ることもできす。どの空港の保安検査の職員も「CPAP装置」と言ってもまず内容を知っているヒトはいないのですが、いつも「睡眠時無呼吸症候群」治療の機器と言えばOKでした。ところが今回はトランクを開けて機器を出して説明するハメに。海外旅行の時は専用の英文説明書があるのでそれを持参するのですが、国内では説明しても通じなかったのは初めて。帰りの荷物なんて汚れたシャツやらですからチェックインカウンターで公開するのは恥ずかしいのなんの・・・。また仕舞おうとしてもなかなか入りきらなかったりで(T_T)結構重たいので手荷物は嫌だし、今後は出しやすい位置に収納するようにせねば・・・気をつけよう。

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