栄町「GRATO」の染谷シェフの新店舗、プレオープンイベントに参加しました。
「Pasta Fresca & Carne Trattoria SOMEYA」という名前からしてパスタ、生パスタ、肉料理に
自信満々のお店。栄町「GRATO」を卒業した染谷シェフが浮島通り、そして「にぎわい広場」からすぐ近くの「しぶパン」の隣に11月5日にオープン予定の店です。
そのプレオープンイベントに参加させて頂き、メインとなるメニューを幾つかご披露頂きました。この中から、この日の参加した方々の意見を反映して最後の修正を加えてオープンまでに完成という流れ。
パスタコースと肉コースに大まかに分けたメニュー展開になるそうで、それに則った形でプロトタイプでの提供でした。
●パスタは以下のもの
「広島産牡蠣のペーストを詰めたファゴティーニ」
口の中が一気に濃厚な牡蠣の香りに包まれる、最初に食べただけに印象深かったメニュー。
「鴨と黒トリュフのメッツァルーナ」
メッツァルーナはイタリア語で半月という意味のラビオリ、鴨の風味より黒トリュフの香りが引き立つような印象でした
・「ポルチーニ茸とキノコのラビオリ」
こちらは秋っぽくポルチーニの香り仄かに、きのこの食感を楽しむラビオリでした。
以上がまずは一皿に一気に。
・「カペレッティ イン ブロード」
カペレッティとは、イタリア語のカペッロ(帽子) から来ているとのこと。ブロード：洋風出汁
（と言うかブイヨンというか）スープにニョッキでも入るのか、というところを、モチモチな皮に肉の詰まったカペレッティで。出汁の味的には鰹出汁という感じで和風、割烹風がモッチリパスタによくマッチして美味しかった。
・「卵黄を詰めたラヴィオローネ カルボナーラ」
大きめのラビオリ「ラヴィオローネ」というと卵入りが多いのですが、こちらも卵黄がトロ～リで、
皿に残った卵黄にバゲットが欲しくなる。これもカルボナーラと云うのか、という意外性。
・「石垣牛のボロネーゼ パッパルデッレ」
GRATO時代からボロネーゼに光る腕前を見せていた染谷シェフ、こちらでも本領発揮。飲んだ〆のお客さんが多かった濃厚栄町仕様とは異なりランチ客を想定して素材、肉の味を活かした形で仕上げたようです。ボロネーゼ系に慣れ親しんだからか個人的にはコレが高評価でしたので2ショット。
今回はロングパスタはなかったのですが実際のメニューには加わるそうです。どのパスタも厚み、形状は異なれど周りモッチリ、中は程よく硬めのアルデンテの具合がほぼ同じなのはさすが。
●肉料理は以下のもの
・「自家製サルシッチャと県産フレンチポークのグリル」
サルシッチャはソーセージのこと、皮はパキッと中は肉がゴロゴロで肉汁も芳醇なソーセージでした。ポークのグリルも柔らかく、塩で或いは西洋わさびだけで美味しく・・・。
・「フランス産鴨胸肉のローストと骨付鴨もも肉のコンフィ」
鴨というと脂身がしつこかったり、硬かったり、或いは逆にバサバサだったりと難しい素材のような気がしますが、脂身の具合も程よく、そして柔らかいながらもしっかり肉の味わい、歯ごたえもある鴨肉。コンフィも水っぽくもバサ付きもなく美味しかった。味付け的にはもう少し濃い味でも良かったかも。
取り分けた後、骨周りにも肉が沢山とお喜びの「沖縄ランチブログ」のタカバシ氏
・「ラムラックとラムランプののロースト」
ラムの香りと脂身を楽しめるロースト、肉質も柔らかめで美味しかった。「ラムラック」は大雑把に言うとラムの肩肉のもう少し後ろより背中の部分、そこの背骨付き肉。何処かで聞き覚えがあると思ったらアップルのCEOは・・・ティム・クックか（笑）
・「アンガス牛リブロースステーキ」
バサ付きもなく、またサシの入りもよく脂身も美味しいリブロースステーキでした。
肉質はいずれも柔らかで良質であったと思います。これだけの種類の肉を一気にいただく機会は滅多にはありませんね。
味付けは全体的にGRATO時代よりも「優しめ」「ジェントル」「スノッブ」・・・と言う印象でした。イベント後、真剣に感想をメモる参加者の方々・・・さて、この感想が通常営業にどのように反映されるか楽しみです。
今回は沖縄グルメ関連でよく拝見するグルメブロガーさんが集いました。今回参加の方々のブログは以下の通り。
そして、もうお一人はオープンブログは休止中ですが、栄町でよくご一緒する方ｗそして私の合計8名でした。
※営業はランチ主体で12：00から18：00まで。ディナーは予約制とのことです。お休みは今のところ不定休です。
