先日「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」を見てきました。
劇中に「1」と同じく昭和っぽい喫茶店で尾野真千子がナポリタンを食べるシーンが。
(この映画の場合は不味いという設定なんですがww)
そういえば「あまちゃん」でも小泉今日子が「アバズレの食い物」として
ヤンキーのユイちゃんに振る舞うシーンが有りますww
同じく宮藤官九郎の「マンハッタンラブストーリー」でもコーヒー専門店で
モーニングよりもナポリタンを真っ先に食事メニューに取り入れています。
なぜか、喫茶店ではミートソースよりもナポリタンですよね~。
カレーとコーヒーが合うようにあの味の濃厚さ、脂っこさが食後のコーヒーと合うのでしょう。
ところが先日、コーヒーを淹れる合間に作れるから・・・という説をどこかで聞きました。
茹でて暫くほったらかしにしても・・・ということで
喫茶店のナポリタンにはアルデンテなんて言うものは存在しないわけです。
茹でて放置しても、炒めることで再加熱。こういう部分も、コーヒー命で
コーヒーに忙しい合間での喫茶店でのメニューに適しているとかw
ということで、喫茶店ナポリの定義としては
・芯のない、むしろグダグダな麺(ノン・アルデンテとでも言いましょうかw)
・具材は、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、ベーコン
(或いは輪切りソーセージ、沖縄ではスパムか?)
・ケチャップで絡めた香りが濃厚
・タバスコと粉チーズが別添
この辺りに喫茶店ナポリタンの真髄たるものを感じるワケです。
ナポリタンの起源は不明らしいですが、国内では横浜のホテルが最初だったと聞いています。
しかし、それもケチャップで和えたものではなく、いわゆるパスタ料理っぽい高い完成度です。
本国のイタリアで言うと「ブッタネスカ」か「娼婦風」というメニューが近いのでしょうが、
これらもここまで手抜きっぽくはないw
当然「ナポリタン」なんていうメニューはイタリアにはないです。
ケチャップで和えて出来上がりというところからして、進駐軍がイタリアに入り
保存の効くパスタと本国からのケチャップで・・・というのが起源なのではないでしょうか?
故に、ナポリタンはスプーン等使わずに、更にはズルっとお行儀悪く、
そして、ぎこちなく食べてもイイメニューなのかなぁとか思ってしまいます。
いかにもB級グルメっぽいのですが、食べ終わって口の周りのケチャップを
ナプキン(必ずや紙ナプキンw)で拭う時の快感はこのメニュー独特なのかもしれませんww
ということで、沖縄ナポリタンをいくつか・・・・
沖縄ナポリタンの特徴は、トーストが付くところ
何か、名古屋のモーニング的な、ラーメンライス的な・・・・炭水化物波状攻撃でございます。
「喫茶ルイ」
このボリューム感は「サボリ」にあらず、マジ盛りww
そして、バジルかと思った青いのは、何か青のりっぽい香りでした
大盛り単品サラダ付きで900円(普通は700円)
「くりすたる」
Bセットというのが大盛りで有名らしいのですが
ここは、単品のナポリタンで(笑)トーストと卵がデフォ!
これは単品で680円、普通盛りでも結構な量ですいずれも、私の思う喫茶店ナポリタンの基本に合致した味です。
暑さで疲れた時にはトマト系を欲することもあって・・・
結構、沖縄にも喫茶店ナポリタンはあるので今後も研究対象にしてみたいと思いますww
何か鹿児島の天文館「むじゃき」のナポリタンは卵がフワッとして
喫茶店風な感じがしなかったのでオーダーしなかったんですが(笑)次回頼んでみようかなぁ。
個人的に、沖縄の飲食店の中で「喫茶店」は開拓が遅れている分野でございます。
「茶暮里」さんも「くりすたる」さんも画像から察するにかなりイイ感じですが
自分は「くりすたる」さんの方に魅かれますね~❤ピーマンの緑があれば尚良しです(^O^)
>リリー様
「くりすたる」は正統派喫茶店ナポリタンでした。沖縄で喫茶店開拓するとステーキとかAランチ、モーニングに注目しがちですが、私は今後もナポリタンでいきたいと思っています。やはり、具材は玉ねぎ、ベーコン(ハム、ソーセージ)、ピーマン、マッシュルームがデフォでしょうかね。そう言えば、コザでも喫茶店ナポリタン開拓したいと考えています。
また、続編を予定しておりますので、研究して参ります(笑)