泡盛の世替わり~戦後沖縄における泡盛の変遷を中心として~

沖縄県立博物館文化講演
泡盛研究家 萩尾俊章氏の講演を拝聴してきました
現在の泡盛の年間の
国税事務所の酒税課税高ですから
消費量というか出荷量でしょうか?
それが美ら海水族館の「黒潮の海」の巨大水槽で3杯分!
と言ってもピンときませんがww
また、ビールの消費量も同じくらいらしい。

今回は戦後の泡盛の復興をメインとしたお話。

撮影可、というので幾つか
かの田中絹代を起用したこともあったとか!
昔の酒造所風景昔ながらの筵(ニクブク)の上での
「カチャイ」という酵母を混ぜあわせ切り返す作業
戦火の中、出来上がった泡盛を持っては逃げても
戦後、いざ作ろうにも酵母が戦災でなくなっていて往生したそう。
このニクブクに残った酵母から醸造したそうな。
最初は龜からの計り売り、そのうちに瓶詰め商品が出まわり、
それに伴いラベル表示と商標表示(ブランド化)が進む
最初に瓶詰めしたのは識名酒造とか、瓶詰め当初は、
瓶が不足しソース瓶とかビール瓶で代用していたそうで
三号瓶の元はと言えばビール瓶の633ミリリットルかららしい
今は720の四号瓶とかが主流ですが・・・

牛乳も1リットルにもっとも近い
「クゥォーターガロン(1/4ガロン)=946ml」で
今も製造・販売してるし、いわゆる
アメリカ世の影響が随所に色濃く残っております。

Aサインバーで人気を博した甲類焼酎「白鷺」など
この「白鷺」やらビールの人気、米兵を中心とした洋酒ブームで
一時期に泡盛生産量は減ってしまった酒造所は
1962年に106あったものが現在は47
(「はんたばる」の泰石酒造入れて48とも言います)
その後から現在に至るまでを解説戴きました
酵母1号から101号など泡の少ない泡盛酵母の話、
(タンク内の泡が多いと歩留まりが悪い)
古酒ブランドの構築など

今後の付加価値提案型への移行提唱で講演は終了

因みに9月4日は「古酒:クースーの日」

11月1日は「泡盛の日」です
酒税軽減措置は2017年5月14日まで、
この辺りが、また新商品などターニングポイントになりそう。

その後、白鷺は戴きました、泡盛のコクが無い代わりにコーラとかで割ると美味そう

著書を購入、勉強します・・・そのうち(笑)