6年寝かせて、美味しくはなかった、というのが私の場合の結果です。
泡盛が瓶内でも熟成するのはよく知られたところですが(発酵学者の小泉武夫教授の話によると瓶詰めのままでも熟成が進んでいるという)古酒になると一般的には以下のように・・・風味、味ともに主に「まろやかさ」「優しさ」が加味されます。
・角がとれて丸くなってくる
・香りは控えめになりがち(当初の鋭さがソフトに、香りが「開く」とも言いますかね)
・口当たりがまろやかに
・喉越しもまろやかに
中には味が抜けてしまい「転ぶ」というものもありますがw25度ぐらいだとあまり効果が出ない場合も。そのために元は43度とか度数が割と高めのもののほうが、まろやか度合いの変化は堪能できるかと思います。
自宅には記載された詰日から3年以上経過するのが楽しみで保存している瓶もあります。
ところで、先日奥から出てきた「紙パック泡盛」なんと6年もの。これも古酒になっているのでは?(酒造所は敢えて記載しませんし画像も掲載しませんけど)
ウフフって期待に胸を膨らませて開栓したら・・・香りがツンと工業用アルコール臭、味わえば、えぐ味、ケミカル臭がもわ~ん。アルミの接合部の溶剤が溶けた?みたいな。
とにかく、いろいろと溶け出した感ありましたよ。舌触りもネロっとwとにかくえぐ味がスゴいんです。失敗でした。
瓶入りでも蓋が一体でなく接合したタイプ(画像左のようなもの)は接合部に溶剤(接着剤)を使用していることもあるので要注意だそう。
やはり紙パック入泡盛は瓶入りとは異なるようで賞味期限内を目安に飲むのが美味しく飲むコツのようです。