鹿児島の不思議とその魅力

実は鹿児島は数回訪問していますが、他県民から見ると不思議なことが・・・。

銅像など石モノが街中に多い

ホント街の至る所に・・・「鹿児島 銅像」でGoogle検索すると「鹿児島 銅像 多い」と出ますw まずは大久保利通像。「通」から先の字が半角でもないけど1/4角ほど右にズレてるのが、とあるバーのマスターは気になって仕方ないと言っていましたw確かにこの付近加治屋町一帯は偉人を多く排出しています。西郷隆盛、黒田清隆、大山巌を始め東郷平八郎、山本権兵衛など総理大臣や軍の大将がこぞって近所に住んでいたわけですw

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公園のみならず、天文館のアーケード内にも。因みにこれは天文館の由来となった天文測量の銅像。星を指差すのは島津重豪。ちょうどほろ酔い加減で帰ると途中にいます。屈んだ方の方は家臣の水間良実という方ですが、夜中に見て、飲み過ぎて気持ち悪くなったヒトかと思って背中をさすった酔客もいるとか(笑)石碑とかも多いです、灰が降って埋もれてもすぐわかるように、なのかなぁ、とかも思いましたがそんなわけないw

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古来より「田の神」と言われる石像は多い地方ですが

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ライオンの像・・・って「ライオンズクラブ」

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やはり酔って、夜中にこの後ろにバス待ちで並んだとか言う方も(笑)

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克灰袋と灰捨場

ゴミの集積場みたいに桜島からの灰を捨てる場所があります。これは土地柄でしょうが、スーパーなどで克灰袋というのを売っていてこれには収集の料金も含まれている様子。雨上がりの日には水を吸って物凄い重さに。ベランダとかの掃除がタイヘンだろうと思います。因みに桜島の旧家では火山灰と雨が混ざり重たくなるので雨樋がそもそも無い家もあるし、お墓にも灰避けの屋根がついていたりします。歩道にも灰が・・・。

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不法投棄も多いのでしょうね・・・・

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焼酎は芋がメイン、しかも地元産

ビール飲んでるヒトが少ない・・・ビールは乾杯のみが多いらしい。まずもって泡盛とか言えない雰囲気w焼酎です、しかも芋、麦とかも言えません、同じ鹿児島なのに市内では奄美地方の黒糖も探すのに苦労しましたwそして森伊蔵など3Mもマイナー。あそこまでの値段を払って飲むものではないという。

飲み方は殆ど、水割りかお湯割り、居酒屋で冬場「芋」というと自動的にお湯割りだったりします。私みたいにロックで注文すると、すぐに観光客と思われるそう。実は鹿児島に来るまでは無理して芋飲まなくても、と思っていたのですが、この鹿児島の甘辛い料理。これを食べると何故か芋の香りとマッチするのです。街中を歩いていても甘い醤油の香りのする街です、すっかり此処では「芋派」にw

そして「霧島」を飲まないんですね(敢えてみたいなw)「黒霧島」とか言うと「あれは、宮崎なんですよねぇ」と言って躊躇wなんたる郷土愛。全国的には宮崎の霧島が有名になって、忸怩たる思いがあるのでしょうか。

それと「黒ブーム」で「黒伊佐錦」とかもよく飲まれるようで、今回スッキリ味の「島美人」これの黒「黒島美人」が私は多かった。白波の「黒白波」もあります。黒がブームで今までのを「白伊佐」と言うそうです。それぞれ「白波」を「白しら」島美人を「白しま」「白金の露」を「黒しら」というかは聞きそびれましたw

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ここまでの、あま~い黒味噌おでん・・・こう来たら「芋」ですw

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「南々方(みなんがた)」もファンの多い銘柄のよう。

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「佐藤」もあまり聞かなかったような・・・「名山堀」はこの地域のみの酒屋で販売の銘柄。

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鹿児島コトバの魅力と不思議

鹿児島弁は、日本でも有数の難解方言です。でも独特の面白い意味の言葉もありますね。まずは「スゴい」系。これは北海道では「なまら」だったり名古屋は「どえりゃー」だったり全国どこででも最初に覚える方言ではないでしょうか。沖縄で言う「でーじ」は「わっぜ」これはあくまで「very」であって「many」の方は「ずんばい」というらしい。「たもいやんせ」は「めしあがれ」で、沖縄での「ウサガミソーレー」です。これもよく聞きますけど、これは鹿児島というよりも宮崎県南の方言かなぁ。立ち呑み店では「なんかかる」これは「寄りかかる」です。「ひんちけ まんちけ」はカッコつけてるヒトのこと。「ひんちけ(ひんつけ)」は「品」をつける⇒上品ぶる「まんちけ(まんつけ)」は「高慢」に近いのかなぁ。泥や、スープなど水系がかかった時だけ発する「いしてっ!」も面白いですね。よく居酒屋の店先に「だれやめセット」とか書いてあります。これは「ダレて病む」のかと思ってビビっていたんですがw「ダレる」のを「やめる」ということで「お疲れ休め」という意味合い。沖縄の「ゆんたく」と共にその土地ならではの温かいコトバです。

そして、なんと「だからよ」は沖縄と同じ用法だったり。一般で使う、その後に言い訳や否定の話へ続くコトバではない様子。更にはテーゲーのことを「テゲテゲ」とも言うし、やんばるみたいに九州でも「原」を「ばら」と言ったりしますが沖縄とのチャンプルーコトバもあるみたいですね。

他にもいろいろあるかと思いますので次回、またいろいろ伺ってみたいと思います。