ゴム系製品のベタベタに困った!

これ、ブリード現象というらしい

今回はグルメネタでもなく生活の知恵的エントリ。

ゴム成型品、ものによっては時間が経つと、表面に油が出てきてネバネバしませんか?私の使っているAKG「K390NC」ノイズキャンセリングイヤホンでありつつコンパクトでエンジン音やお子様の泣き声で煩い機内などで重宝していたのですが、最近、画像上部のコントロールユニットの細かい文字「active~」の下地部分がネバネバに。機能自体に全く問題はないので捨てるには勿体無い。

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後継機種「K391NC」もありますが生産は完了しているようで、しかも此方はコントロールユニットがデカい!

このベタつき、エラストマー(ゴムの様な弾力性のある樹脂等の材料)に起こるブリード現象というやつだそう。この「ブリード現象」と言うのは、成形材料に含まれる安定剤や可塑剤等の薬品が経年変化やある条件下で製品表面に染み出して来る事です。(液体が出て来てベタベタする等がブリード、粉を吹くのがブルームと言うらしい)粗悪なゴム成型品にはブリードするという現象が多いようですが。特に高温多湿下で放置するとブリードが起こりやすいとのこと。

ブリードの除去方法は、根本的な解決は難しいらしいのですがメタノール、エタノール等のアルコールで拭くとネバネバが収まる、と聞いたので早速やってみました。薬局にて小さいタイプの「消毒用エタノール」を購入。

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少量ではネバネバは収束せず、綿棒にたっぷり付けてベチャベチャになるほどに拭いてみました。すると何となくサラサラに。と言うか溶け出した後の部分含めて硬化したという感じですがwトップの画像は拭いた後、左端側が少し面が荒れていますが、ベタベタはしなくなっています。他の部分にネバネバが付着することなく、その後はなんとか使えておりますので及第点。

ゴム成型品の経年変化でのネバネバにお悩みの方は捨てる前に最後のダメ元でお試しあれ!