ドリンクオーダーは必須か?

気になる記事、そこまで客を一律定義されても・・・

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「グラスに酒を少し残したまま居座る客」の深き問題、と言う記事を見て、果たしてそうだろうか?と思いました。酒場でグラスに少しだけ飲み物を残したまま延々としゃべり続ける客が迷惑だ、というものなんですが。以下はバーなど酒メインの店は除いての意見です。

そりゃ混んでいて来店者を断るような店なら迷惑でしょうが。この場合は、そういう客で被害が甚大な小規模な店舗のことを言っているようで、入口が見えるような店なら我々も次のお客さんが来たら店を出るぐらいはします。一方では誰もいない店よりも賑やかな雰囲気が演出できるから、という意見の店もあるわけで。一律、これを迷惑と決め込むのも違和感がある。30分で一杯というペースの規定もバーなどではわかるけど、そこまで決めつける根拠がよくわからない。

もう一つ「酒場の水問題、居酒屋で水ばかり頼む人を許せますか?」という記事。因みに両親は一滴も酒は飲まないんですが、寿司屋での支払額は酒を呑む客とほぼ同額。一方でワインボトルで飲んで寿司ネタがすっかり干からびてる人もいます。そういう店ではむしろ喜んで食べてくれるお客がありがたいとも。同じように居酒屋でもフードを頼んでくれればそれで良いのではない?フードが魅力あればガンガン頼むし、逆に酒に頼るということはフードに期待できない店なんじゃないか?って思うのは穿り過ぎか・・・。

要は客単価、それと客回転のバランス。店の決まりでドリンクを必ず頼めと言われればオーダーしますが「ドリンクをオーダーしない=許せない客」は極論過ぎる気がします。確かに本稿にあるように「酒場の文化を経験したことのない人の増加」(1)居酒屋やダイニングバーに行く習慣を持たなかった人(2)年長者に酒場の文化を教えてもらう体験を持たなかった30代以下の世代、というのも頷けますけど(特に沖縄は女性で(2)に該当する客が多過ぎるw)

現在は人口比率で高齢者も多くその中には飲めくなった人も多い。だからといって急に烏龍茶頼むわけでもないしwそうなると店が言わなきゃ「水」ってなるんです。実際は客にもいろいろで、中にはお店に配慮している客もいるんです。著者の方は店側のスタンスで書かれているのでしょうが、「ドリンク飲め飲め」と、このようにステレオタイプと言うか、一概に決めつけて欲しくは無いですね。

それと、全ての理由の一つで「グルメサイトとSNSの普及」とありますが、これは一見客の増加に繋がったという一面はあっても、別に「此処は水だけでもOKでした!」と書くわけでもないし、単にお店とメニューを紹介しているだけなので、あまり理由にはならないと思うのですが。