「99分,世界美味めぐり」を見ました!

最先端のグルメブロガー5名を追うドキュメンタリータッチの映画。

_MG_1582-min

原題は「Foodies」という映画。グルメブロガーのことをあちらでは「フーディーズ」と言うらしい。登場するのはいわゆる口コミ、ブログで世界的に影響力を誇る方々。109店あるというミシュラン三星レストラン全店制覇のオジサンやら、辛口批評で店と揉める(「史上最低」と書いてもツーカーの仲で結局、じゃれ合ってる感じでしたがw)が売りのオジサン、タイのお金持ちのご子息で世界を周ってる青年、仕事で世界を周るうちにグルメになったモデルさん、給料全てつぎ込むOLさん。

まぁ、皆さん食に対しては貪欲です。食に拘ることへの批判、或いは飽食への傾倒という意見には、美術品探して世界中駆けまわるのと同じと言う。確かに宝石にしてもダイヤモンド、或いはコーヒー市場において、いかに採掘者、生産者が貧困に喘いでいるかなど、多くの人がさして問題にしないことを考えると、これも一理あります。でも一人を除いては、いずれも子供の頃からグルメというほど、いろいろ食べているわけではないこと、むしろ食に関しては無頓着であったことが意外でした。

「食べるだけなら日記に書けば良い、公開するのはステイタスを求めているから、目立ちたいから」・・・これには我ながら納得(笑)故に辛口批評もそのアピールの一環なんでしょうか?レストランから招待を受けたりは多いようですが、基本自腹主義、提灯記事は書かない姿勢ではあるみたいで、それは評価できますね。だから人気もあるし影響力も大きい。

ある人は「盛り付け、食材、シェフの腕、バランス 」の4つの視点でチェックするとかで厳密。でもレストランのオーナーやシェフが真横で見てる店で食事してから、後で批判的な記事に仕上げるのはコレはコレでストレスがありそう。そもそも、彼らは既に有名なので出されるメニューからして特別なワケです。劇中、日本の超有名寿司店が出てきますが、間違いなく鮪の一番良い部分を出しているでしょうwこの時点で一般客、一見さんとは提供されるものが違う、自ずと評価も違うのは知っておくべきでしょうね。

個人的にはスペインバスク地方と、同じくスペイン、バルセロナの41種類の創作料理が楽しめるけど20席しかないので予約は超難関 という「41 DEGREES EXPERIENCE」は行ってみたいと思いました。数々の料理が出てきますが、いずれも贅を尽くしたものばかり。丼ものなんてありませんwでも、なんかここまで追求するとまずはテーマありき、みたいになってきて味は二の次みたいな気もしてきます。特に「セックス・オン・ザ・ビーチ」なるメニューには驚愕でしたw

でも、皆さんそれぞれ屋台とかの素朴なメニューも食べてる様子は好感が持てたかな。クレジットには無かったようですがムンバイの屋台の店、そしてインドで美味しかった店が気になりますw5名中オジサンが二人出てきますが、いずれも太めだったこと、コレは安心した(笑)

「99分,世界美味めぐり」を見ました!」への2件のフィードバック

  1. 時間合わず見てません。気になる映画ですね。フーディーズいいですね。

コメントは停止中です。